公認会計士 中田清穂のインボイス制度と電子帳簿保存法の解説講座 2024.12.16 (UPDATE:2024.12.16)
中田 清穂(なかた せいほ)
オンバランス処理を必要とする考え方が根本的に異なるので、旧基準の現在価値基準や経済的耐用年数基準は完全になくなってしまったことを理解する必要があります。
極端な話ですが、旧基準でファイナンス・リースとなってオンバランス処理していた取引でも、新基準ではオンバランス処理をすべきではない取引である可能性があるのです。つまり資産・負債の「過大計上」になることもありうるので、注意が必要です。
したがって、新基準の「特定資産」と「使用権」をしっかり理解することが大変重要なポイントです。
細かい点ではほかにも相違がありますが、旧基準と新基準の主な違いは上記のようになります。
参考にされてください。
中田 清穂(なかた せいほ)
1985年青山監査法人入所。8年間監査部門に在籍後、PWCにて 連結会計システムの開発・導入および経理業務改革コンサルティングに従事。1997年株式会社ディーバ設立。2005年同社退社後、有限会社ナレッジネットワークにて、実務目線のコンサルティング活動をスタートし、会計基準の実務的な理解を進めるセミナーを中心に活動。 IFRS解説に定評があり、セミナー講演実績多数。