トレンド情報 2024.10.15 (UPDATE:2025.04.15)
スーパーストリーム
デジタル化が進む現代において、業務の効率化とコスト削減は必須となる重要な課題です。
その中でも、インボイスのデジタル化が注目されています。EIPA(デジタルインボイス推進協議会)は、この課題に取り組むために設立されました。
EIPAの目的は、デジタルインボイスの普及と標準化を推進し、企業間の取引をよりスムーズにすることです。また、企業のニーズに応じたガイドラインやサポートを提供し、デジタルインボイスの導入を支援するという重要な役割を果たしています。
そこで今回は、EIPAの概要や、目的と役割について詳しく解説します。ぜひ参考にしてください。
EIPA(電子インボイス推進協議会)は、電子インボイスの普及と標準化を目指して設立された団体です。
EIPAが設立されることになった背景には、2023年10月から開始された適格請求書等保存方式(インボイス制度)への対応があります。この制度により、事業者間の取引において、電子インボイスの利用が推奨されるようになりました。
EIPA(デジタルインボイス推進協議会)の目的は、日本国内の事業者が共通して利用できるデジタルインボイスシステムの構築と普及を促進することです。これにより、請求業務のペーパーレス化、自動化、デジタル化を進め、バックオフィス業務の効率化と正確な処理を実現します。
また、国際標準仕様であるPeppolを基盤とし、関係省庁と連携して標準仕様の策定と実証を行います。これは、商取引全体のデジタル化と生産性向上を目指すものです。
下記の資料では、インボイス制度・電子帳簿保存法施行にともなう課題とその解決策・注意点について、公認会計士がわかりやすく解説いたします。無料でダウンロードできますので、ぜひ参考にしてください。
次に、デジタルインボイスの重要性とEIPAの役割について解説します。
デジタルインボイスは、企業のバックオフィス業務を効率化し、生産性を向上させるために非常に重要です。その中でも、特に以下の点が重要と考えられます。
デジタルインボイスを導入することで、請求書の発行から支払い、入金確認までのプロセスが自動化されます。これにより、手作業によるミスが減少し、業務全体の効率が向上します。
紙の請求書を使用する場合に比べて、印刷や郵送のコストが削減されます。また、デジタルデータの管理により、保管スペースも不要になります。
デジタルインボイスは、経理データの改ざん防止や正確な処理を可能にし、取引の透明性を高めます。
標準化されたデジタルインボイスは、異なるシステム間でのやり取りをスムーズにし、国際取引を円滑にします。
EIPA(電子インボイス推進協議会)は、デジタルインボイスの普及と標準化を推進するために設立された組織です。EIPAの主な役割は以下の通りです。
EIPAは、日本国内で共通的に利用できるデジタルインボイスの標準仕様を策定し、その普及を目指しています。これにより、異なるシステム間でのスムーズなデータ交換が可能になります。
商取引全体のデジタル化を促進し、業務プロセスの効率化と生産性向上を支援します。
Peppol(ペポル)という国際標準規格に準拠したデジタルインボイスの導入を支援し、企業が低コストでデジタルインボイスを利用できるようにします。
このようなEIPAの活動により、企業間の取引がより効率的かつ透明性の高いものとなり、バックオフィス業務の負担が軽減されることが期待されています。
下記の資料では、経理・財務部門で日常業務に活用している「Excel」に着目し、会計システムとExcelの併用がもたらす効率的な連携方法のポイントをまとめています。無料でダウンロードできますので、ぜひ参考にしてください。
EIPAの活動内容は多岐にわたりますが、主な活動内容は以下の通りです。
それぞれ解説します。
EIPAは、国際標準仕様であるPeppolを基盤としたデジタルインボイスの標準仕様を策定しています。これにより、日本国内の事業者が共通して利用できるシステムを構築し、請求業務のペーパーレス化、自動化、デジタル化を推進しています。また、関係省庁と連携して実証実験を行い、実際の運用における課題を洗い出し、改善を図っています。
デジタルインボイスの利便性や導入メリットを広く伝えるために、EIPAはセミナーやフォーラムへの登壇、講演、展示会への出展などを行っています。これにより、企業や会計事務所に対して情報提供を行い、デジタルインボイスの普及を促進しています。
EIPAは会員企業に対して、デジタルインボイスに関する最新情報の提供や、相互接続テストの実施、導入事例の共有などを行っています。これにより、会員企業がスムーズにデジタルインボイスを導入できるようサポートしています。
デジタルインボイスの基本や利便性を広く伝えるために、EIPAは動画や記事を作成し、公開しています。これにより、一般の事業者や会計事務所がデジタルインボイスの導入メリットを理解しやすくしています。
EIPAは、海外のデジタルインボイス導入事例や規制動向についての情報収集と共有を行っています。これにより、グローバルな視点でのデジタルインボイスの普及を目指し、日本国内の商取引のデジタル化と生産性向上を推進しています。
これらの活動を通じて、EIPAは日本国内の商取引のデジタル化と生産性向上を推進しています。
下記の資料では、決算早期化を実施すべきためには財務経理部門が行うべきポイントを押さえつつ、「SuperStream-NX」を活用した解決方法を具体的に解説しています。無料でダウンロードできますので、ぜひ参考にしてください。
次に、EIPAが提供するガイドラインとサポート内容について解説します。
EIPAは、Peppolという国際標準仕様を基に、日本におけるデジタルインボイスの標準仕様を策定しています。これにより、中小企業から大企業までが低コストでデジタルインボイスを利用できるようになります。
デジタルインボイスの導入は、請求業務のペーパーレス化、自動化、効率化を促進し、バックオフィス業務の正確な処理を実現するための重要なステップです。
EIPAは、デジタルインボイスの普及と導入を支援するために、以下のようなサポートを提供しています。
それぞれ解説します。
EIPAは、デジタルインボイスの標準仕様を策定しています。これは、Peppolという国際標準仕様を基にしており、日本国内の企業が低コストでデジタルインボイスを導入できるようにするためのものです。この標準仕様により、異なるシステム間での互換性が確保され、効率的な取引が可能になります。
EIPAは、デジタルインボイスの利点や導入方法についての教育とトレーニングを提供しています。セミナーやワークショップを通じて、企業の担当者がデジタルインボイスの仕組みや運用方法を学ぶ機会を提供し、スムーズな導入を支援します。
EIPAは、会員企業に対して技術サポートを提供しています。具体的には、デジタルインボイス対応ソフトウェアやサービスの導入支援、技術的な問題解決のサポートなどです。これにより、企業は安心してデジタルインボイスを導入・運用することが可能です。
EIPAは、デジタルインボイスの普及活動も積極的に実施しています。イベントや講演を通じてデジタルインボイスの利便性や重要性を広く伝え、より多くの企業が導入するよう促進しています。
EIPAは、これらのサポートを通じて企業のバックオフィス業務の効率化と正確な処理を実現し、デジタルインボイスの普及を推進している組織です。
インボイス制度導入に当たり、課税事業者となる企業にも、免税事業者となる企業にもそれぞれに影響があります。ではどのような影響があるのか、またそれぞれに対しどのような負担軽減対策があるのかを下記の資料で解説します。無料でダウンロードできますので、ぜひ参考にしてください。
EIPAへの参加方法と手順は、次の通りです。
それぞれ解説します。
まず、EIPAの公式サイトの入会案内ページを確認しましょう。ここでは、入会に関する詳細な情報や手続きの流れが説明されています。
次に、入会申込書に必要事項を記入します。申込書には、法人名、設立年月日、資本金、従業員数、指定代表者の情報などの記入が必要です。記入後、EIPA事務局にメールで提出します。
申込書を提出した後、EIPAの幹事会による審査が行われます。審査は原則として月に一度行われます。審査に通過すると、正式に入会が認められる仕組みです。
審査に通過した後、会費を支払います。正会員の場合、入会金は10万円、年会費は12万円です。会費の支払いは銀行振込で行います。
入会が完了すると、EIPAの会員特典を利用できます。これには、最新のデジタルインボイスに関する情報提供、セミナーやワークショップへの参加、会員限定の資料や動画の閲覧などが含まれます。
これで、EIPAへの参加手順が完了です。
以下では、EIPAについてのよくある質問をQ&A形式で紹介します。
A1.EIPAは、デジタルインボイスの標準仕様の策定、実証、普及促進を目的としています。これには、セミナーやワークショップの開催、最新情報の提供、会員間のネットワーキングなどが含まれます。
A2.EIPAには正会員と賛助会員の2種類があります。正会員は、総会での議決権を持ち、各種イベントや資料の優先アクセスが可能です。賛助会員は、イベントへの参加や情報提供を受けることができますが、議決権はありません。
A3.正会員の入会金は10万円、年会費は12万円です。事業年度の途中で入会した場合は、月割りで計算されます。
A4.会費の納付方法は銀行振込のみで、クレジットカード払いには対応していません。
A5.個別打ち合わせは原則として行っていません。協議会のホームページを確認の上、ご検討ください。
下記の資料では、累計10,345社以上が導入し、高度な技術力で快適な操作性を提供している経営基盤ソリューション(財務会計|人事給与)SuperStream-NXの製品資料を無料でダウンロードできます。ぜひご参照ください。
このように、EIPA(デジタルインボイス推進協議会)では、積極的なデジタルインボイスの導入を促進しています。デジタルインボイスを導入することで、業務の効率化やコストの削減、経理業務の正確性の向上といったさまざまなメリットがあります。
そこでおすすめしたいのが、キヤノンITソリューションズの「SuperStream-NX」です。
SuperStream-NXは、キヤノンITソリューションズが提供する会計・人事給与システムで、以下の理由から適切な会計処理におすすめです。
財務会計と管理会計を統合し、システム全体の会計データを一元管理できます。これにより、財務諸表の出力や管理帳票の作成が容易となります。
AI-OCR技術を活用して、請求書の入力や経理業務の自動化を実現。これにより、業務の効率化とペーパーレス化が進みます。
クラウドサービスを利用することで、テレワーク環境でも業務を遂行でき、IT資産の保有コストや管理コストを削減できます。
他のシステムとの連携が容易で、データのシームレスなやり取りが可能です。これにより、バックオフィス業務全体の効率化が図れます。
上記のように、EIPAへの加入とSuperStream-NXを導入することで、デジタルインボイスの利便性を最大限に活用し、業務の効率化と正確な会計処理を実現可能です。
これらの理由から、「SuperStream-NX」は非常に優れた選択肢となります。
下記の資料では、「経営基盤ソリューション SuperStream-NX」の詳しい内容を解説しています。登録なしでご覧いただけますので、この機会にぜひご参照ください。
まずはオンラインでお気軽に資料請求してみてください。
また、自社に必要なシステムの種類や選び方がわからない場合は、いつでもキヤノンITソリューションズにご相談ください。貴社に適したソリューションを提供いたします。
国内1万社以上が導入する「SuperStream-NX」。下記の動画では、クラウド活用、システム連携、法改正対応の3つのポイントを解説しています。ぜひご視聴ください。