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職場で起こるハラスメントの種類と適切な対処法、予防策を徹底解説

職場で起こるハラスメントの種類と適切な対処法、予防策を徹底解説

 スーパーストリーム

職場におけるハラスメントは、従業員の士気や生産性に悪影響を与える深刻な問題です。

セクシャルハラスメントやパワーハラスメント、モラルハラスメントなど、さまざまな形態のハラスメントが存在し、それぞれに適切な対処法と予防策が求められます。なぜなら、従業員が安心して働ける環境を整えることは、企業の健全な成長に欠かせないからです。

また、ハラスメントの問題を放置すると、企業の評判を損ない、法的なリスクも高まります。しかし、具体的にどのような対策を講じればよいのか、悩まれる方も多いのではないでしょうか。

そこで今回は、職場で起こるハラスメントの種類と適切な対処法、予防策を徹底解説します。企業の経営者の方はもちろん、現場の管理職の方も、ぜひ参考にしてください。

ハラスメントとは?企業へ与える影響も解説

ハラスメントとは、職場やその他の環境で他人に対して嫌がらせや不快感を与える行為を指します。

ハラスメントが企業へ与える影響とは?

ハラスメントが起こる企業には以下のような影響があります。

  1. 社内の雰囲気が悪化する
  2. 人材の定着率が低下する
  3. 損害賠償請求される可能性がある
  4. 企業のイメージが悪化する

それぞれ解説します。

1.社内の雰囲気が悪化する

ハラスメントが発生すると、被害者だけでなく周囲の従業員も日々の業務に対する意欲を失うことがあります。

例えば、同僚が毎日のように大声で怒鳴られる姿を目撃すると、他の従業員のモチベーションも大幅に低下するでしょう。また、長期間パワハラが放置されると、行為が常態化し、他の従業員も同様の行為を行うようになる危険があります。

2.人材の定着率が低下する

ハラスメントが起きている企業では、人材の定着率が低下する傾向があります。被害を受けた従業員はもちろん、ハラスメントを目撃した従業員も、企業に見切りをつけて退職する可能性が高いでしょう。

結果として、優秀な人材の流出が進み、企業の成長が阻害されることになります。

3.損害賠償請求される

企業は従業員の安全と健康を守る義務を負っています。ハラスメントが放置され、従業員の健康が害された場合、被害者は企業に対して損害賠償請求が可能です。

もし、企業が適切な対策を講じていなかった場合は法的責任を問われることとなり、裁判などで企業の信頼性が低下するだけでなく、多額の賠償金を支払うリスクもあります。

4.企業のイメージが悪化する

ハラスメントが公になると、企業のイメージは大きく損なわれます。従業員がSNSでハラスメントの実態を告発することも多く、結果として消費者や取引先からの信頼を失う可能性が高いでしょう。

ハラスメント問題が原因で、消費者がその企業の商品やサービスを敬遠することになれば、業績にも直接的な悪影響が及びます。また、企業の評判が悪化すれば、新規採用にも影響が出て、優秀な人材を確保することが難しくなります。

 

このように、ハラスメントが公になると、企業の評判が大きく損なわれ、消費者や求職者からの信頼を失う可能性が大きいです。そこで、ハラスメントを防ぐために、企業全体での教育や研修、相談窓口を設置するといった対策が進められています。

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職場で起こる3大ハラスメントとは?

職場の3大ハラスメントとは、次の3つです。

  1. パワーハラスメント(パワハラ)
  2. セクシュアルハラスメント(セクハラ)
  3. マタニティハラスメント(マタハラ)

以下でそれぞれ解説します。

1.パワーハラスメント(パワハラ)

パワーハラスメント(パワハラ)とは、職場における権力や地位を利用して、他の従業員に対して不適切な言動を行うことです。

パワハラは、被害者の精神的・身体的健康を害し、職場の雰囲気を悪化させるため、企業の生産性にも悪影響を及ぼす可能性があります。

例えば、上司が部下に対して過度な叱責を繰り返したり、無理な業務を強要したりすることがパワハラに該当します。

パワハラを防ぐためには、企業全体での対策が必要です。具体的には、ハラスメント防止のための研修や相談窓口の設置が有効です。

2.セクシュアルハラスメント(セクハラ)

セクシュアルハラスメントとは、職場における性的な言動や行為によって、他の従業員に不快感を与えることです。

セクハラは、被害者の尊厳を傷つけ、職場の信頼関係を損なうため、早急な対応が求められます。

例えば、同僚に対して不適切で性的な冗談を言ったり、身体に触れたりすることがセクハラに該当します。

セクハラを防ぐためには、企業が明確な方針を持ち、従業員に対してその方針を周知徹底することが重要です。

3.マタニティハラスメント(マタハラ)

マタニティハラスメントとは、妊娠・出産・育児休業などに関連して、従業員に対して不利益な扱いをすることです。

マタハラは、被害者のキャリアや生活に重大な影響を与えるため、企業の社会的責任として防止策を講じる必要があります。

例えば、妊娠を理由に業務から外されたり、育児休業後に不利な配置転換をされたりすることがマタハラに該当します。

マタハラを防ぐためには、企業が妊娠・出産・育児に関する理解を深め、適切なサポート体制を整えることが重要です。

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職場で起こり得るその他ハラスメントの種類と対処法6つ

職場では、上記の3大ハラスメント以外にも、さまざまなハラスメントが起こり得ます。その主なものとして、次の6つが挙げられます。

  1. モラルハラスメント(モラハラ)
  2. スメルハラスメント(スメハラ)
  3. アカデミックハラスメント(アカハラ)
  4. カスタマーハラスメント(カスハラ)
  5. エイジハラスメント(エイハラ)
  6. ジェンダーハラスメント(ジェンハラ)

それぞれ解説します。

1.モラルハラスメント(モラハラ)

モラルハラスメントとは、倫理や道徳に反した嫌がらせ行為を指します。職場でのモラルハラスメントは、言葉や態度で他人の人格や尊厳を傷つける行為です。

例えば、無視する、物に当たる、プライベートなことに介入する、言葉で責める、仲間外れにするなどが挙げられます。これらは、被害者の精神的な健康を害し、職場の雰囲気を悪化させる行為の一つです。

そこで企業においては、モラハラを許さない企業方針を明確にし、全社員に周知することが大切です。また、被害者が安心して相談できる窓口を設置し、迅速に対応しましょう。

さらに、モラハラの認識を深めるための研修を定期的に行うのも効果的です。

2.スメルハラスメント(スメハラ)

スメルハラスメントは、臭いに関して周囲の人に不快感を与える行為です。職場でのスメハラは、体臭や口臭、タバコの臭い、強烈な香水や柔軟剤の臭いなどが原因となります。

例えば、タバコの臭いが強い、香水がきつすぎる、体臭が不快などが挙げられるでしょう。これらの臭いは、周囲の同僚の体調を崩し、職場全体のパフォーマンスを低下させる可能性があります。

そこで企業では、香りに敏感な人が快適に働けるよう、職場の環境を整える必要があります。また、香水や柔軟剤の使用に関するガイドラインを作成し、社員に周知することも大切です。

3.アカデミックハラスメント(アカハラ)

アカデミックハラスメントは、教育・研究機関での権力を濫用した嫌がらせ行為で、大学や研究機関で教員が学生や他の教員に対して不当な言動を行うことを指します。

例えば、研究活動の妨害、卒業や進級の妨害、選択権の侵害、指導義務の放棄などが挙げられます。これらは、被害者の学業や研究活動に大きな支障をきたし、精神的なダメージを与える行為の一つです。

そこで教育・研究機関では、学術的な評価や指導における透明性を確保し、公平な評価を行うことが重要です。また、学生や研究者が安心して相談できる体制を整えましょう。

4.カスタマーハラスメント(カスハラ)

カスタマーハラスメントは、顧客からの度を超えた要求や嫌がらせ行為のことです。近年は、顧客が従業員に対して不当な要求や暴言を吐くことが増えています。

例えば、「お客様は神様だ」と言って無理な要求をする、長時間拘束する、暴言を吐くなどが挙げられます。これらは、従業員の精神的な健康を害し、企業のイメージや業績にも悪影響を及ぼす可能性のある行為です。

そこで企業では、カスハラに対する従業員の保護策を講じて、無理な要求には毅然とした対応を取るように指導を行います。指導を行う際は、明確なカスハラへの対応マニュアルを作成し、従業員に教育しましょう。

5.エイジハラスメント(エイハラ)

エイジハラスメントとは、年齢を理由にした差別的な言動や嫌がらせ行為で、年齢を理由にして特定の年齢層を差別したり、嫌がらせを行うことを指します。

例えば、「若いからまだ分からないだろう」「おばさんだから無理だろう」などの発言が挙げられます。これらは、被害者の自尊心を傷つけ、職場の雰囲気を悪化させる行為の一つです。

そこで企業では、年齢に関係なく公平な評価制度を導入し、多様な働き方を尊重する企業文化を醸成することが大切です。

6.ジェンダーハラスメント(ジェンハラ)

ジェンダーハラスメントとは、性別を理由にした差別や嫌がらせ行為のことで、性別に基づく固定観念や偏見に基づいて行われる嫌がらせを指します。

例えば、「男のくせに」「女のくせに」「男らしく」「女らしく」などの発言が挙げられます。これらは、被害者の精神的な健康を害し、職場のパフォーマンスを低下させる可能性がある行為の一つです。

そこで企業では、性別に関係なく平等な機会を提供する方針を明確にして、ジェンダーハラスメントに対する教育と啓発活動を行い、全社員の意識を高めることが重要です。

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ハラスメントは法律違反?企業が法的責任を負う可能性があるケースを解説

ハラスメントは法律違反に該当する場合があります。実際に、日本では職場でのハラスメントに対していくつかの法律が適用されるため、企業が注意すべきポイントを紹介します。

1.セクシュアルハラスメント

企業の事業主は、男女雇用機会均等法に基づいて、職場でのセクシュアルハラスメントを防止するための措置を講じる義務があります。

もし違反した場合には、事業主が行政指導を受けることがあるため、十分な注意が必要です。

2.パワーハラスメント

企業の事業主は、労働施策総合推進法(通称:パワハラ防止法)により、パワーハラスメントを防止するための措置を講じる義務があります。これには、相談窓口の設置や教育研修の実施が含まれます。

3. 妊娠・出産・育児休業・介護休業等に関するハラスメント

企業の事業主は、男女雇用機会均等法および育児・介護休業法に基づいて、妊娠や出産、育児休業、介護休業に関連するハラスメントを防止するための措置が義務付けられています。

企業の法的責任とは?

ハラスメントが発生した場合、加害者や事業主は以下のような法的責任を負う可能性があります。

民事責任

被害者は加害者や事業主に対して損害賠償を請求することができます。これは、精神的苦痛や経済的損失に対する補償を求めるものです。

刑事責任

ハラスメントの内容が特に悪質な場合には、加害者は刑法に基づいて刑事責任を問われることがあります。例えば、暴行や脅迫が伴う場合です。

行政指導

もしハラスメントがありながら、事業主が適切な措置を講じなかった場合には、労働基準監督署などの行政機関から指導や勧告を受けることがあります。

なお、行政処分では、まず厚生労働大臣から改善指導が行われ、改善されない場合は是正勧告が出されます。それでも従わなかった場合には、企業名を公表される可能性があるため、十分な注意が必要です。

企業がハラスメントへ適切に対処する方法5つ

企業がハラスメントに適切に対処するためには、以下のステップを踏むことが重要です。

  1. 相談窓口を設置する
  2. 事実関係を調査する
  3. 加害者への処分を行う
  4. 被害者へのフォローを行う
  5. 再発防止策を実施する

それぞれ解説します。

1.相談窓口を設置する

企業は、まずハラスメントの相談窓口を設置するべきです。なぜなら、相談窓口があることで、被害者が安心して相談できる環境を提供し、早期に問題を発見・解決することができるからです。 

例えば、ある企業では専用のハラスメント相談窓口を設置し、専門のカウンセラーが対応することで、被害者の心理的負担を軽減しています。 

このように、ハラスメントの相談窓口を設置することは、ハラスメント防止の第一歩となる重要な施策です。

2.事実関係を調査する

企業でハラスメントの疑いがある場合には、事実関係を徹底的に調査することが重要です。なぜなら、正確な事実関係を把握することで、公平かつ適切な対応が可能となるからです。 実際に、ある企業では、第三者機関を利用して独立した調査を行い、偏りのない事実確認を実施しています。 

事実関係の調査は、公正な対応の基盤となる重要な要素です。

3.加害者への処分を行う

ハラスメント実態が確認された場合は、加害者に対して適切な処分を行うべきです。なぜなら、適切な処分を行うことで、再発防止と被害者の安心感を確保できるからです。 

例えばある企業では、ハラスメント行為が確認された従業員に対して、厳重注意や降格、最悪の場合は解雇といった処分を行っています。このような加害者への処分は、企業のハラスメントに対する姿勢を示す重要な手段です。

4.被害者へのフォローを行う

企業では、ハラスメントの被害者に対して、適切なフォローを行うことが必要です。なぜなら、被害者の心理的・物理的な回復を支援することで、職場復帰をスムーズにするからです。

 実際にある企業では、被害者に対してカウンセリングサービスを提供し、必要に応じて職場環境の調整を行っています。このような被害者へのフォローは、企業の責任として重要な対応です。

5.再発防止策を実施する

企業では、ハラスメントの再発防止策を実施することが不可欠です。なぜなら、再発防止策を講じることにより、同様の問題が再び発生するのを防げるからです。 

例えば、定期的なハラスメント防止研修を実施し、全社員の意識を高める取り組みを行っている企業があります。このような再発防止策の実施は、持続的なハラスメント防止に繋がる重要な活動です。

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ハラスメントを起こさせない!適切な予防法3つを解説

最後に、ハラスメントを起こさせないための適切な予防法を3つ紹介します。

  1. 明確な方針を設定して周知する
  2. 教育研修を実施する
  3. 迅速かつ公正な対応をとる

それぞれ解説します。

1.明確な方針を設定して周知する

企業においては、ハラスメント防止のための明確な方針を設定し、全社員に周知する必要があります。なぜなら、明確な方針があることで全社員がハラスメント行為の禁止とその重要性を理解し、予防に努めることができるからです。 

例えばある企業では、「ハラスメントゼロ宣言」を掲げ、全社員に対して定期的に方針を再確認する機会を設けています。このように、明確な方針の設定と周知は、ハラスメント予防の基本となっています。

2.教育研修を実施する

企業では、ハラスメント防止のために、定期的な教育研修を実施することが重要です。なぜなら、教育研修を通じて社員がハラスメントの具体的な事例や対処法を学び、意識を高めることができるからです。

例えばある企業では、年に数回のハラスメント防止研修を実施し、専門家を招いて具体的なケーススタディを行っています。

このように、教育研修の実施は、社員の意識向上とハラスメント予防に効果的です。

3.迅速かつ公正な対応をとる

企業内でハラスメントの疑いがある場合には、迅速かつ公正な対応をとることが重要です。なぜなら、迅速かつ公正な対応を行うことで被害者の安心感を確保し、再発防止に繋がるからです。

例えばある企業では、ハラスメントの報告があった場合、即座に調査チームを編成し、公正な調査を行う体制を整えています。

このような迅速かつ公正な対応は、ハラスメントの早期解決と予防に不可欠な行為です。

 

これらの予防法を実施することで、企業はハラスメントを未然に防ぎ、健全な職場環境を維持することができるでしょう。

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キヤノンITソリューションズの「SuperStream-NX」がハラスメント予防に役立つ理由には、次のようなものが挙げられます。

人事や労務管理情報の透明性が向上するから

SuperStream-NXは、従業員の勤怠や業務状況をリアルタイムで把握できるため、問題が発生した際に迅速に対応できます。これにより、ハラスメントの早期発見と対処が可能です。

コンプライアンスが強化されるから

SuperStream-NXは、法令遵守のための機能が充実しており、労働基準法やその他の関連法規に基づいた運用が可能です。これにより、法的リスクを軽減し、健全な職場環境を維持できます。

教育とトレーニングプログラムを提供しているから

SuperStream-NXでは、システム内でハラスメント防止に関する教育資料やトレーニングプログラムを提供できるため、従業員の意識向上を図ることが可能です。

匿名通報機能

SuperStream-NXでは、従業員が匿名でハラスメントを報告できる機能を備えているため、被害者が安心して問題を報告できる環境を提供しています。

ハラスメントに関するデータ分析が可能だから

SuperStream-NXでは、ハラスメントに関するデータを分析して問題の傾向やパターンを把握することで、予防策を講じることが可能です。

これらの機能により、SuperStream-NXはハラスメントの予防と対策に効果的なツールと言えます。

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